あくいの孫

25歳でまだ大学生やってる人間です

「思想が強い」よ~

 社会に対して物申したかったり、変化を望んでいたりする、いわゆるリベラル的な考えを持っていて、それを話したり、つぶやいたり、時としてデモ活動に参加したりすると、「思想が強い」なんて言われることがある。そして、この言葉はたいていそういう人たちを観測した結果の感想に使われる印象だ。距離を取られてる、どこか引かれている、ともすればバカにされているような感覚すらある。同時に、難しいなあとも思う。
 「思想が強い」っていうことは、それだけ力を感じているってことだろう。社会を変えようとするには力がいるといえばそうだから当然と言えば当然だ。でも、たぶん他にもあって、きっと感情的だからというのもあると思う。自分には湧いてこない感情が、その人に現れていて、共感力だったり感受性だったりが高くて、一緒にいるのにそのことを共有できないから、どこか遠くに感じるのだろう。引かれているのではなくて、自分が勝手に遠くにいるだけじゃないのか。そう考えるとしょうがないかなと思える。

 

 どうしたらいいんですかね。たぶん感情の問題の方が強い気がする。一緒にいる人が、突然泣いたり怒ったりしたら、訳が分からなくてめっちゃビビるだろうし、笑いだしても怖いと思う。サイコな人間が突然笑いだすのとかに近いと思う。でもこっちからしたら、思ってしまうのだからしょうがないじゃんって言いたくなる。

 例えば、ドウェイン・ジョンソンレベルに筋肉モリモリだったら、最初から力がめちゃくちゃある人だってわかるし、怖いから近づかないとか、すごいから話してみたいとか、選択肢が取れると思う。で、ロック様*1の方もビビられるのがわかってるから、できるだけ笑顔で対応したり、もしくは近づかれないように怖い顔をしていたりとかできるんだろう。
 でも細マッチョ、最近見たので言えば「岸辺露伴は動かない」の「ザ・ラン」に出てくる橋本陽馬みたいに、多少細いが脱ぐとすごいみたいなギャップがあると、だいぶビビられると思う。脱いだらすごいは見てる分にはいいけど、それが目の前にいたり、もっと言えばその力を向けられたりしたら、たぶんロック様より怖い。だってそんな力があると思ってなかったんだもの。知らなかったのだから、そりゃ怖いよ。橋本陽馬が怖いのは性格のせいな方が強いけど。

 じゃあどうしたらいいかって言うと、「思想が強い」のをもう前面に出していくか、それかちょっとずつ強いのを見せていくしかないんじゃないか。実は腕相撲強いんだよね~って言って上腕二頭筋見せるとか、腹筋われてるんだぜすごいでしょとか、そのくらいからちょっとずつ見せていって、あれよく考えるとこいつ全身バッキバキじゃんおもろ、くらいになってくのがいいんじゃないか。なるといいな。

 

 

 

 うるせ~。書いてはみたけど、そもそも思想を力に例えること自体ナンセンスだよ!筋肉に例えてるのがもう男性的でなんかいやだ。女性的に書きたいとかそういうわけではないけど、なんか気持ち悪い。あと腕相撲強いとか言われても、へ~知らね~ってなるよ。
 どうしたらいいんだろね、だれか教えて。とりあえず「思想が強い」と楽しいよ!色んなことに色んなこと考えられるから。色んなものに感動できるし、笑えるようになるし、毎日飽きないよ。考えるの好きな人は「思想が強い」人になろう!