あくいの孫

25歳でまだ大学生やってる人間です

5月4日

単発バイト先
今日は単発バイトで朝が早過ぎた。前だったら起きれてなかったかもしれないが、今の生活習慣はちゃんとしていたので起きれた。家を出る。

駅に着き、集合地点に着く。担当は入口周辺だと言われる。サイズ感の合わないスタッフTを着て、誰が被ってたかわからないような帽子を被る。入口にいると、ものすごく写真を撮られる。厳密には自分が撮られてるわけじゃないが、誰とも知らない奴らの写真にたくさん写ってると思うと、吐き気がした。せめてもの抵抗でカメラが見えたらうろちょろするフリして後ろを向いた。
開場した。開場すると別の場所に回された。やることは順路の列整理。自分はものすごく小うるさいおじさんになっていた。列を抜けて早めに動こうとする人もいるので腹が立つ。いやルールを守らないからではなく、自分の声が無視されてるという感覚に腹が立ってしょうがないのだ。こういうところの言語化ができたのはよかった。
休憩中は本を読んでいた。この前買った『コンビニ人間』。自分が、適合できるシステムの一部にいることを心地よく感じる人の話。序盤はなんとなく共感できる部分もあったが、途中から、これは知らない人の話だ、とわかった。『人間失格』を読んだときのような、どうしようもない人生を感じたときの、腹の底にたまる気持ち悪さがあった。休憩中にそれを読んでいたので、読書モードと切り替えるのは大変だった。自分もシステムの一部になっていることに自己嫌悪を浴びながら、列を抜けようとする人を大声で止めていた。

バイトが終わり、帰る。バイト先で夕飯も食べたが、どうしても欲しくなり、シーフードヌードルを食べて、寝た。〆